[宗祖] 法然(円光大師)
[経 典] 無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経
[本 尊] 阿弥陀仏、観音菩薩、勢至菩薩
[お唱え] 南無阿弥陀仏
[総本山] 知恩院(京都市)
[名 刹] 増上寺(東京)、金戒光明寺(京都)、清浄華院(京都)、百万遍知恩寺(京都)、善導寺(久留米)、光明寺(鎌倉)、善光寺大本願(長野)、禅林寺(京都)、誓願寺(京都)、光明寺(京都)、高德院(鎌倉)、当麻寺(奈良県)、祐天寺(東京)、回向院(東京)、願成寺(会津)
[寺院数] 約7,070ヶ寺
[信者数] 約6,000,000人
[浄土宗の焼香の作法]
①仏前に正座して、軽く頭を下げます。
②数珠をかけた手を静かに合わせて、心を落ち着かせます。
③抹香をつまんで、軽くおしいただき香炉にいれます。1回でも2回でも構いません。
④再び数珠を掛けた手を合わせ、心をこめて合掌礼拝を捧げます。
[浄土宗の歴史と教え]
平安末期、法然は13才で比叡山に上り、天台教学を習得しましたが、叡山の気風に疑問を感じ43才の時中国浄土教の善導の著した「観経疏」によって目を開かれたと言います。
凡夫が救済される道は「称名念仏」であることを確信し、「南無阿弥陀仏」を唱える事によって、どんなおろかな罪深い人でも、一切の苦から救われ、安らかな日々を送る事が出来ると説いています。
「浄土」とは清らかな国土という意味で、現実世界を穢土(けがれた国土)と呼ぶのに対することばです。
(仏国土)ともいい、仏や菩薩がそれぞれに建設した国土の通称でもあります。
大乗仏教では、すべての人間には仏陀となることのできる性質がそなわっており、誰でも仏になることができると説いています。
そこでいままで無数の仏が生まれ、 無数の浄土があると考えられています
「極楽浄土」はそのうちの阿弥陀仏が建設した仏国土で、そこに住む人は楽だけを享受できるので 「極楽浄土」と呼ばれています。