終活とは
「終活」とは、「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語で、自分が亡くなった際の 葬儀、お墓、遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理などを行うことを指します。
その語彙は死後に向けた事前準備だけでなく、「人生の終焉について考えることによって、 今をより良く生きるための活動」というポジティブな意味に広がってきています。
終活のメリット
終活を行うことで、自分の置かれている状況を客観的に把握でき、以下のようなメリットがあります。
- ・自分の意思が家族に伝わり、老後の生活が前向きになります
- ・残された老後生活が充実します
- ・遺産相続のトラブルを回避できます
終活の具体的な進め方
エンディングノートの作成
エンディングノートとは、自分の終末期や死後に備えて、遺される身近な人に伝えておきたい希望や情報を書き留めておくノートです。
家族や友人に対するメッセージから、延命措置に対する考え方、資産のこと、相続のことまで何を書いても構いませんが、遺言書と違って法的効力はありません。
あくまでも家族があなたの死後に様々な手続きを進めやすいよう、「参考にしてもらうためのもの」という気持ちで書くようにしましょう。
またエンディングノートを書くことで気持ちが整理され、これからやるべきことを改めて発見することができます。
エンディングノートをご希望の方、書き方のご相談などお受付しておりますので、是非お問合せ下さい。
お墓選び
お墓選びは、墓地選びと墓石選びの2つのステップがあります。
墓地選びは環境や立地、埋葬形態などの購入条件を考え、優先順位を決めて、 条件を満たす墓地を探しましょう。
資料を取り寄せたり実地現地見学をしたりして、 気に入った墓地を予約・契約します。
墓石は形やデザイン、石種、彫刻・文字などを検討し、工事の契約をしてお墓を作ってもらいます。
墓石は、オーダーに合わせて一つひとつ作り上げますので、完成までおおよそ2~3ヵ月 かかります。
遺言書の作成
相続のトラブルを避けるために、財産の処分の方法を明確に決めておきたい場合は、 エンディングノートではなく法的効力がある「遺言書」を書く必要があります。
遺言書は、民法で定められた法的な文書で、書式から作成方法、効力、内容まで細かく 規定されています。
指定の形式以外で書かれたものは無効になり、既定以外の内容は 法的効力を持ちません。
遺言書は正しい作成方法で、 法的な効力が発生する「遺言事項」を書くようにしましょう。
終活をはじめる時期
終活は自身が終活を意識したタイミングで、できるところから手をつけていって下さい。
また、終活をはじめても途中で思いが変わることもあるかもしれません。
そんなときはエンディングノートなどを見返しながら、 理想とする人生の終わり方をじっくり考えてみて下さい。
ご不安がある時はご相談にのりますので、是非お電話下さい。