亡くなられた方が、生命保険や年金などに加入されていた場合には、各制度に基ついて、定額のお金が支払われます。加入していた種類の保険、または年金を調べ、支払い請求の手続きを早めに行いましょう。
以下に、手続きに必要な事がらについてのご案内致します。
どうぞご参考になさってください。
厚生年金に加入されていた場合
亡くなられた方の年金は、扶義家族に「遺族厚生年金」として支払われます。
その際、手続きに必要なものは
・亡くなられた方の 保険証害または厚生年金手帳
・印鑑
・戸籍腔本
・死亡診断書
亡くなられた方が在職中だった揚合は勤務先の総務担当者にお願いして、社会保険事務所へ手続きを代行していただきます。
亡くなられた方が退職していた揚合は社会保険事務所で定められた手続きをとります。
これらの権利は5年間を経過すると無効となるので注意して下さい。
国民年金に加入されていた揚合
亡くなられた方が国民年金に加入していた場合は、「遺族基礎年金」「寡婦年金釜」「死亡一時金」のいずれかが支給されます。
遺族の方はこのうち一つを選び、役所の国民年金課で手続きをとってください。
遺族基礎年金
亡くなられた方の18才未満の子どもがいる家族に支払われる定額の年金です。
支払われる基準
保険料は、老齢基礎年金の資格期間を満たしていること。
亡くなるまでに国民年金の加入期間の2/3以上支払っていることなどの条件があります。
詳しくは各市町村の年金課へお問い合わせください。
生命保険に加入されていた揚合
生命保険の種類
・各生命保険の「生命保険」
・郵便局の「簡易保険」
・勤務先で加入している「団体生命保険」
・会社経営者や幹部のための「経営者保険」
※証書、領収書などを調べて、各保険金の手続きを行いましょう。
支払い請求の手続き
2力月以内に生命保険会社へ、被保険者氏名、死因、死亡月日などを連絡します。
すると生命保険会社から「死亡保険金請求書」が送られてきます。
各事項に記入し、必要な書類を添えて提出してください。
手続き上必要な書類
・保険証書または保険の領収書(最終分) 死亡診断書
・保険金受取人の印鑑証明
・保険金受取人の戸籍抄本
・被保険者の除籍抄本
住宅ローンの生命保険支払の確認
住宅ロ一ンは、現在、生命保険付きのものが一般的になっています。
ローンを借りていた方が死亡された時は、その生命保険金で残りの借入金が支払われることになります。
手続きの方法は、借り入れ先の金融機関へご相談ください。
共済年金に加入されていた揚合
亡くなられた方が、公務員、教員などの共済年金に加入されていた時、「遺族共済年金」が遺族に支払われます。
手続きは故人の勤務先などに依頼します。
年金の支払う手続きについては、その種類、加入期間、遺族の年や収入、扶養家族の人数などにより、手続きのしかたや支給額が異なりますので、前もって加入先にお問い合わせしていただくようにしたほうがいいでしょう。