キリスト教の葬儀では、故人とのお別れの儀式として「献花」が行なわれます。
献花用の花には、菊やカーネーションなどの花を使うことが多く、色は白と決められています。
キリスト教式献花
キリスト教の葬儀や無宗教葬では焼香や玉串奉奠の代わりに、菊、カーネーション等茎の長い白い花をご霊前に捧げます。
キリスト教式献花の作法
①順番に渡される花を受け取ります。花が右にくるように取り、そのまま霊前に進み一礼(真礼)します。
②花が手前、茎が霊前に向くように献花台に静かに捧げ、そのまま少し後へさがります。
キリスト教式では手を組み合わせ頭をやや垂れ気味に黙祷して故人の永遠の安息を祈ります。
③牧師(神父)、遺族の順に軽く礼(行礼)をし自席に戻ります。信者以外の会葬者もこの方法で拝礼します。
また、無宗教葬の時の献花も同じ作法ですが、手を組んで黙祷する代わりに合掌、または頭を低く下げるなど自分の気持ちを表す動作を示せば良いでしょう。
これらの動作は気持ちを落ち着かせてゆっくりと行うよう心掛けましょう。