火葬場で必要になるもの
以下の4つのものが必要になりますので用意しておきましょう
・火葬許可証
・位牌
・遺影
・心付け
火葬前に決めておいたほうがいいこと
遺族や親族以外の同行者の決定
遺族や親族でなくても、親しい方や、見届けてほしい方がいれば、
火葬前日までに確認しておきましょう。
乗車する車両の決定
葬儀・告別式を終えると出棺までは慌ただしくなりますので
葬儀会社と相談し、誰がどの車に乗るのかを事前に決めておきましょう。
火葬場で気を付けておくこと
火葬場の支払いや心付け
基本的に、喪主の代わりに葬儀会社が支払いの対応をします。
火葬場での支払いには、火葬料金や骨壷の料金、控え室の利用料金や飲食費用などがあります。
地域の公営斎場では住所等の条件で金額が変わりますのでチェックしましょう。
また、火葬場でお世話になる方にお渡し心付けが必要です。
不祝儀袋または白無地の封筒に入れ、火葬炉や控え室の担当スタッフ、霊柩車・送迎バスの運転手などに手渡します。
心付けの相場は2,000~5,000円程度です。
公営火葬場の場合は、スタッフへの心付けは不要です。
火葬場での服装
葬儀と同じで凖喪服での参列になります。
男性の場合は、ブラックスーツ、黒のネクタイ、タイピンはつけず靴、靴下は黒です。
女性の場合は、光らない素材のシンプルな黒のワンピース。バック、靴は黒。ストッキングは黒か肌色です。
棺に入れてはいけないもの
火葬場によって細かい違いはありますが、以下の理由があるものはいれることができません。
・骨をきれいに残せなくなる恐れがあるもの
・不完全燃焼の原因になる恐れがあるもの
・火葬炉など設備の故障につながる恐れがあるもの
・環境汚染につながる恐れのあるもの
代表的な棺に入れられないものの例
ペースメーカー・ライター・スプレー缶・電池
爆発の可能性があり設備の故障につながる恐れがありますので入れることができません。
心臓のペースメーカーなど体の中の医療品も、熱で爆発してしまうこともあります。
葬儀会社や火葬場の担当者に事前に伝えましょう。
メガネ・入れ歯・腕時計などの金属やガラス類の物
金属やガラス類の物を棺に入れたまま火葬すると骨をきれいに残せなくなる恐れがあります。
レンズ等が融けてしまい、炉の台や遺骨に付着してしまうことがあります。
メガネは許可されている火葬場もありますが、上記の理由によりおすすめできません。
どうしても棺の中にメガネを入れたい方は、火葬専用の木製のメガネを手配しておきましょう。
革製品やビニール製の洋服・靴
革やビニールも金属やガラス類と同じく燃え残りやすく、溶けて遺骨に付着することがあります。
また有毒ガスが出ることもあるため、棺には入れられません。
缶・プラスチック・ガラス容器
燃えないため棺に入れられません。
分厚い本・大判のアルバム
分厚い本は燃えにくく、ほとんどそのままの状態で残ります。
さらに燃えても大量の灰が出るため収骨の際に、
灰をかき分け遺骨を拾わなければならない状態になりかねません。
大きなサイズのぬいぐるみ
大きいサイズのぬいぐるみも燃えにくく、
大量の灰が出る可能性があります。
小さいものなら燃えますが、火葬場によってはサイズに関わらず
禁止されている場合もありますので、事前にご確認下さい。
水分を多く含んだもの
スイカやメロンといった大きく水分も多い食べ物は、
燃焼の進行を遅らせてしまう可能性があり許可できない場合があります。
火葬場にご確認下さい。
生きている人が写っている写真
生きている人が写る写真を棺に入れると、その人もあの世に連れて行かれるという説があります。
トラブルにならないよう気をつけましょう。
骨上げの儀式について
火葬が終わったら、焼却炉の前に集まり、ご遺骨を拾って骨壺に入れる「骨上げ」を行います。
東日本ではご遺骨を歯から拾い、足元から頭部に向かい納め、最後にのど仏の骨を骨上げするのが習わしとされています。
西日本ではのど仏など一部のお骨のみを拾い、残りの遺灰は業者に任せます。