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葬儀の知識集

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Windowsパソコンの遺品について

デジタル遺品の中にWindowsパソコンがあった際の対応法を以下にまとめました。
ご参考下さい。
ただし、この記事は2021年4月の時点での記事になります。
OSの更新、バージョン違い等により変更されている場合がありますので、ご注意下さい。

ご注意:デジタル遺品についてパスワードやアカウント情報は必ず控えておいて下さい。
パスワードがわからない場合は、基本的にデータはとりだせません。
専門業者に依頼することは可能ですが、高額になることが多いです。

パスワードがわからない時の解除方法について

まず、windows10のユーザーアカウントには、「Microsoft(ユーザー)アカウント」と「ローカル アカウント」の二種類があります。
パスワードを忘れた場合の対処方法は、それぞれによって異なります。
ここでは、ユーザー アカウントにて設定したPINを忘れた場合と、
ローカル アカウントにて設定したパスワードを忘れた場合、それぞれの対処方法をご案内します。

Microsoft(ユーザー)アカウントの場合

Microsoft アカウントに設定したPINを忘れた場合を以下にご説明します。
1. ロック画面で「PINを忘れた場合」をクリックして下さい。
2.「パスワードの入力」と表示されるので、Microsoftアカウントのパスワードを入力し、
「サインイン」をクリックします。
(もしMicrosoftアカウントのパスワードもわからない場合はこちらも再設定が必要です。
再設定にはMicrosoftアカウントに紐づけられた電話番号やメールを閲覧できる携帯機器端末が必要です。)
3.「ご本人確認のお願い」と表示された場合は「(連絡用メールアドレス)にメールを送信」をクリックします。
4.「メールをご確認ください」と表示された場合は、連絡用のメールアドレスを入力し、「コードの送信」をクリックします。
メールアドレスにセキュリティ コードが届くので、セキュリティ コードを受け取ってください。
5.「コードの入力」と表示された場合は、手順4の操作後に受け取ったセキュリティコードを入力し、
「確認」をクリックします。
6.「続けますか?」と表示されるので、内容をよく確認し、「続行」をクリックします。
7.「PINのセットアップ」と表示されるので、新しいPINを任意に入力して[OK]をクリックします。
8. Windowsが起動し終了です。

ローカル アカウントの場合

ローカル アカウントに設定したPINを忘れた場合をご説明します。
1.サインイン画面で[サインインオプション]をクリックします。

2.「鍵アイコンのボタン」をクリックして、ローカルアカウントに設定したパスワードを入力します。

3.さらにローカルアカウントに設定したパスワードがわからない場合
パスワードにセキュリティの質問を設定している時は、セキュリティの質問に答えられるとパスワードをリセットできます。
セキュリティの質問がわからない、もしくはそもそも質問が設定されていない場合は

・別の管理者アカウントが設定されている場合は別の管理者アカウントでログイン後パスワードを削除する
・パスワードリセットディスクがある場合はディスクからリセットを行う
・Windowsを再インストールする
※ただし保存されている個人用ファイル(写真、音楽、ビデオなど)や個人設定、購入後にインストールしたアプリなどがすべて削除されます。

の3つの方法がとれる手段になります。

パソコンを初期化する方法

現在PC内にあるデータをすべて削除し、使用したい場合はPCの初期化を行って下さい。
方法は以下になります。

1.画面の右端からスワイプして、[設定]、[PC 設定の変更] の順にタップします。
(マウスを使っている場合は、画面の右上隅をポイントし、マウスポインターを下方へ移動して、[設定]、[PC 設定の変更] の順にクリックします)。

2.[保守と管理] をタップまたはクリックし、[回復] をタップまたはクリックします。

3. [すべてを削除して Windows を再インストールする] で、[開始する] をタップまたはクリックします。

4.画面に表示される指示に従って操作し初期化は終了です。

データの完全消去について

上記の初期化を行うと、元のデータは見かけ上は存在しませんが、
ハードディスクにはデータが残っており、データ復活ツールで復活できることがあります。
データを完全に消去するには以下の方法がございます。

1.データ消去ソフトを使用して消す。
市販のデータ消去ソフトから、WEBからインストールする無料の消去ソフトがございます。
無料ソフトの方が手間や時間がかかるという違いはありますが、消去はどちらを使ってもらっても問題はないでしょう。

2.WindowsOSの「cipher」コマンドを実行する
こちらは「コマンドプロンプト」というCUIを使用します。
PCに慣れていないと始めは手間がかかるかもしれませんが、興味がある方は以下のページをご参照下さい。

Windowsでディスクの内容を完全に消去する
※実行した後はファイルを戻すことはできません。実行は自己責任でお願いします。

3.ハードディスクを取り出し、物理的に壊す
こちらの方法はおすすめできません。
ハードディスクは頑丈にできていますので、破壊の際、怪我をする危険がございます。
また、外観は壊れていても中の記録部分が無事の場合もございます。

PCのデータ完全消去は処分業者が請け負っているところもございますので
迷われる方は処分業者に相談してみましょう。

パソコンの処分方法について

パソコンはゴミとしては捨てられないのでご注意下さい。
平成15年10月(※事業系パソコンは平成13年4月)から資源有効利用促進法により、メーカーによる自主回収またはリサイクルが義務付けられています。
処分方法はいくつかありますのでご紹介します。
・自治体で回収依頼
自治体によってはノートパソコンや携帯電話、プリンタなどの小型家電を無料で回収してくれる回収BOXを設置しています。
各自治体のホームページからご確認下さい。
・メーカーに回収依頼
パソコンにPCリサイクルマークが付いている場合は、本体の標準付属品ごと無償でメーカーが回収に応じています。
回収の申し込みを行い、送付されてくる「エコゆうパック伝票」を、梱包したパソコンに貼り付けて、郵便局に持ち込みます。
集荷を依頼することも可能です。
PCリサイクルマークが付いていないパソコンの場合は有償になります。
・事業者へ郵送
小型家電リサイクル法により、環境省・経済産業省が認定した業者でも回収・リサイクルを行ってくれます。
・リサイクル業者に下取り・買取に出す
状態が良いパソコンなら、業者に買取をしてもらえることもあります。
破損、付属品が欠けている場合などでも一定の条件を満たせば、無料や安価、送料のみなどで回収してくれます。

事前相談はいつでも受付中。
些細な事でもお気軽にご相談下さい。

06-4861-0111
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