改葬について

改葬とはお墓の引越しです。
新しい場所のお墓に移す以外にも
永代供養墓や納骨堂、散骨や手元供養等、供養の方法を変えることを改葬といいます。
似た言葉に「墓じまい」がありますが、墓じまいはお墓を解体撤去し、使用権を墓地の管理者に返還することをいいます。
墓じまいの後に行うのが改葬です。

改葬を行う様々な理由

引っ越し等でお墓が遠くなり行きにくくなった、
高齢化によって墓参りがしにくくなった等の理由により
家の近くに改葬をされるケースがあります。

お墓を管理する後継者（子供）がいないため、
管理を任せられる永代供養墓・お寺の納骨堂等に移す為
改葬されるケースがあります。

お墓の撤去や新しいお墓の建立に関する費用は以下のものがあります。
現在のお墓の管理者や移転先の霊園・墓石屋の方と相談し算出します。

・埋蔵（埋葬）証明発行
・墓石処分・区画整理費用
・遺骨の取出し費用
・墓石運搬費
・お布施　閉眼法要
・離檀料

・墓地代（永代使用料）
・新しい墓石代
・基礎工事・墓石の据付工事費用
・改葬許可証発行・事務手数料
・埋葬費用
・お布施代　開眼法要
・入檀料

改葬手続きにかかる期間は、最短でも余裕を持ち3ヶ月～4ヶ月はみておきましょう。

菩提寺、墓石店や霊園の管理者に、相談し移転先を決めます。
移転先に墓地代（永代使用料）と管理料を支払いします。

移転先の墓地から受入証明書を受け取ります

移転前の墓地の地域の役所で「改葬許可申請書」の用紙を取得し必要事項を記入します。
改葬許可申請書は埋葬されている方1人につき1枚が必要です。

移転前の墓地から埋葬証明書を受け取ります。
先ほどの「改葬許可申請書」に署名・捺印をいただきます。

移転先の役所に捺印済みの「受入証明書」「改葬許可申請書」「埋葬証明書」を提出し、「改葬許可証」を受け取ります。

お墓の解体時には、閉眼供養として僧侶に読経してもらいます。
遺骨を取り出し、墓石の撤去をします。

古いお墓から先祖の遺骨を取り出し、新しい供養先へ納骨します。
納骨式のほか、開眼供養を行うのが一般的です。
霊園を管理している寺院や僧侶に依頼して読経してもらいます。